親です。

読んだ本とかについて書いてます

FileMakerの勉強 vol.3(4〜6章)

おっすmaximonelson49です。FileMakerの勉強第三弾です。4章〜6章。

 

『FileMakerMasterBook 初級編』第4章(検索の仕方)

検索の仕方。そんな初歩的なことから…? と思ったがまあ読んでまとめる。

●検索関連用語

実行…検索すること

ヒット…検索してみたら何かしら引っかかること

集合…検索の結果ひっかかったレコードのかたまり

●日本語検索と英語検索

日本語と英語で検索のデフォルトが違うらしい。日本語は中間一致で、英語は前方一致検索になるんだとか。かつ英語は単語単位の前方一致であり、「aaa bbb」ってふうに途中に空白入れとけばbbbでも検索に引っかかるようになるとのこと。へー。

あと数字の検索は「その数字そのもの」「その数字の月(日付検索)」のふた通りを出してくるんだとか。へー。

●検索方法の種類

ここは絞り込み検索とか、拡大検索とか、そういうのが書いてあった。拡大検索できんのはいいな。

●検索の仕方

いくつか検索の仕方がある。

1.クイック検索

画面右上の検索窓から検索。

2.ショートカットメニューからの検索

絞りたいセルを右クリックし「一致するレコードを検索」で検索。右クリックのメニューには「対象レコードの拡大」(拡大検索)もある。

例えば都道府県フィールド上で「東京都」とあるセルを選択し、一致するレコードで検索をかければ、東京都を含む全レコードが出てくる。またこの時、「東京都」のうち「京都」だけをドラッグして選択し右クリックメニュー「一致する…検索」とやると、京都に合致するレコードをとりだせるようだ。へー。

 ●索引

これはよくわからんかった。索引って何??? 読んでも分からんかった。なんのためなんだろ。

 

『FileMakerMasterBook 初級編』第5章(データの作成)

データの作成。ユーザーがデータ入力することを考えて入力補助をつけたり、そういうやつだ。

●入力値の制限・自動化

Alt fgdデータベースの管理から任意のフィールドを選んでオプションメニュー、そしたら入力値の制限・自動化タブがある。

制限には桁数とか、ユニークにするかとかが含まれる。

自動化では作成日時とか作成者とかが自動で入れられるようになっている。

●ふりがなオプション

ふりがながつく。オプションメニューからふりがなタブで設定可能。

 ●複数テーブルのリレーションシップ関連付け

これはデータベースの管理から。これやったおかげで、データが各テーブル間で連動?してくれる。

●ファイルインポートを使った入力。

ファイルのインポート。 追加と更新がある。フィールド数あってないこともあるので、そこは揃えましょう、など。

 

『FileMakerMasterBook 初級編』第6章(詳細検索の仕方)

4章は簡易検索だったけど、こんどは詳細な検索。といってもExcelのフィルタ機能とほぼ変わらん。ctrl + f で検索モードにして、そんでやるだけ。

Excelから追加になってるのは拡大検索機能。フィールド1がAAAまたはフィールド2がBBBみたいなデータが作れる。

(つーかExcelで拡大検索できねえの? と思ってググったらあった。Excelを使ってきた俺の3年間はなんだったんだろか)

 ●キーワード検索の演算子

演算子使うことによって、検索の意味を狭めることができる。

・!

重複するすべての値。重複させちゃいけないフィールドとかあるだろうから、多少は重宝するかも(事前に入力制限かけときゃいいけどCSV引き込みとかした場合は活きるのかな?)。

・!任意の文字

任意の文字に重複するすべての値

・*

入力値済みフィールド。なんでもいい、って意味。たぶん「任意の文字*」で前方一致になるんだろう。

・=

空白。(正確には、=任意の文字 で任意の文字と完全一致するもの、という意味だと思われる。今回は後ろに何もないから、空白となる。)

・…

範囲検索。20…25で20から25の検索となる。

●再検索、検索条件の保存

 [レコードタブ]⇨[検索条件を変更…]で、直近に行った検索条件で再検索できるとか。最近行った検索、とかも右クリックメニューからできる。

また、[レコード][保存済み検索][保存済み検索を編集]にてダイアログを出し、新規ボタンから検索条件を作成して保存できる。

 

 

はいこんなもん。まあ初級編なので、ざっくり飛ばしてやっていこう。あとは触って慣れること。

 

社会心理学の講義受けた

おつです。Maximonelson49です。先日社会心理学の講義を受けてきたのでそれを忘れないうちにまとめる。

 

講義の内容

 講義の内容は以下のとおり。

社会心理学の歴史と研究法
②対人関係を紐解く
③感情を理解する
④自分とは何か
⑤自己の働き
⑥援助と排斥
集団思考、意思決定の落とし穴
⑧同調と服従
⑨対立か協調か
⑩文化という社会のフィルター
⑫『わたし』の心理学

 

社会心理学の歴史と研究法

 社会心理学の起こりはみっつ(?)ある。ひとつめは(心理学はなんでもそうだが、)ライプツィヒ大学のヴントが1879年に公的な心理学実験室を作ったことから。彼は当初「心理学はそれ自体の方法を持つ経験科学であり、哲学などの形而上学から解放されなければならない」と語っていた。が、晩年には実験ではとらえられない面をつかもうと「民族心理学」を提唱しだす。現代の比較文化論みたいな、そこらへん。

 ふたつめは1908年。ここでSocialPsychologyの名前が出てくる。偶然にも心理学と社会学から同年に出てきていて、心理学はマクドゥーが『社会心理学序説』を、社会学からはロスが『社会心理学』を書いている。

 みっつめはレヴィン(1890~1847)。この人が実質的な開祖っぽい。集団行動の草分け的存在で、物理学の概念だった位相(トポロジー)を持ち込んで集団力学をやった。この人自体もすごいんだが、それ以上に人望がすごかったらしく、この人の弟子はマジで出来がいい。特にAsh,Festinger,Heiderの三人がすごい。こいつらのおかげで、アメリカ社会心理学は黄金時代を迎えた。

 1950年代が認知社会心理学の発展。認知的均衡理論や認知的不協和理論が出たりした。1960からは自己(Self)の研究が起きた。自己意識、セルフモニタリグ、自己呈示など。そしてこれらの(社会心理学とか言うくせに)個人的な流れへのカウンターとして、1970年代からはイギリスの研究者が社会的アイデンティティとか自己カテゴリー化とかを始めた。(この時代には北アイルランド紛争があり、集団と個人の関係についてイギリス人はたくさん考えさせられたんだとか)

 あと研究法もやったが割愛。

 

②対人関係を紐解く

 ここはよっつくらいの章にわけてやった。

 ひとつめは対人魅力の規定要因について。身体的特徴とか、類似性とか、熟知性とか、近接性とかが対人魅力を規定する。

 ふたつめは印象形成について。初頭効果とか中心特性と周辺特性とかをやった。人は基本的に第一印象の確認をする方向性で人間関係を作っていくから、第一印象を覆すのはむつかしい、という話を聞いた。

(まず初頭効果ってのがある。これは最初に与えられた情報が印象形成に大きくはたらくってこと。例えば次のような性質を持つAさんとBさんがいるとする。

A:知的である、勤勉、衝動的、批判的、頑固、嫉妬深い

B: 嫉妬深い、頑固、批判的、衝動的、勤勉、知的である

このふたりを比べたとき、Aさんの方がよい印象を持たれやすいという実験結果が出ている。だが、AさんとBさんは同じ性質を持っている。これ自己紹介のときに気を付けたほうがよさそう。あと中心特性と周辺特性について。印象を形成する特性の中には、ほかの特性に影響を与えるような中心特性と、与えられる周辺特性がある。)

 みっつめは認知的均衡理論や認知的不協和理論。前者はバランス理論って名前で家族心理学とかでも出てきてた。後者は結構有名じゃないすかね。この二つは後で解説の文章を載せる。

 よっつめは説得について。説得を外的要因、受け手、媒介過程、外顕的反応のよっつに分けて考えていた。面白かったのは、説得の要素として大きいのが「相手からのコミットを引き出すこと」という話。自分て行動を決定し、言質をとると、その行動によって相手は拘束され、引くに引けなくなる、というもの。つまり商品を売りつけたいとき、商品の良さをとうとうと述べるより、それを使わせて良い感想を引き出したほうがいいってこと。

 

③感情を理解する

 この章はそんなに面白くなかったので割愛。吊り橋効果とかやった。

 

④自分とは何か

アイデンティティについて。一般的に言われる個人的アイデンティティのほかに社会的アイデンティティというものもある。個人的アイデンティティというと自分で自分を形成していくものだったが、社会的アイデンティティは社会的に与えられるもの。アイデンティティについてこういう視点であんまものを考えることがなかったので、これは若干ブレイクスルーになるかなと思った。

ブレイクスルーと言えば、先生が「実験結果は事実であり、それを受け入れるときにブレイクスルーは起きる」的なことを言っていて、深かった。わしの場合だと、人間にはそもそも意志が存在しないのでは、とかがブレイクスルーになるかも。

 

⑤自己の働き

自尊感情とか。自尊心、ってのと同じ。日本では生きやすくなるために、という視点で語られることが多いが、発祥の地アメリカでは自尊心が高い人は他人に優しくできるよね、という話として発達した。あとは自己呈示とか、セルフハンディキャッピング(試験の前日に深酒するとかのやつ)、自己複雑性や自己高揚、ポジティブ幻想、自覚状態、自己開示、ジョハリの窓など。盛りだくさんだがあんまり興味そそられなかった。なんでだろ???

 

⑥援助と排斥

援助行動や排斥行動はどんな時に起きやすくなるか。

 

集団思考、意思決定の落とし穴

集団浅慮(みんなで考えたらあほな答えが出るやつ)がどのようにして起きるのか。アメリカの「キューバ・ピッグス湾侵攻失敗」を例にとって解説してもらった。日本のWW2敗戦とも重なるところが多く、民族的な特徴とも言い切れないんだなと思った。

 

⑧同調と服従

同調について。これは別途詳しい文章が用意してあるので後でそれをあげる。服従についてはアイヒマン実験スタンフォード(?)疑似監獄実験とかをやった。

 

⑨対立か協調か

ジレンマについて。囚人のジレンマや、それの大きくなった社会的ジレンマ共有地の悲劇社会的ジレンマの解消には信頼感が必要、という話の中で、相互監視的なムラ社会では信頼感は必要なく、そこには安心感があるのだという。実際に相手が何をしているのかわかるから、安心。逆に相手の動向が見えないときこそ信頼感が必要になってくる。アメリカで信頼という言葉が重要視される(らしい)のはこのせい、だとか。

 

⑩文化という社会のフィルター

ここが結構面白かった。文化の違いによって社会心理学の実験にもばらつきがある、という話。例えば、後述の同調実験は、日本だと全然同調しないらしい。意外だけど。

あと、『相互独立的自己観と相互協力的自己観のスキーマ』ってやつが面白かった。個人の捉え方が西洋と東アジアでは異なるってはなし。相互独立的自己観では個々人は独立した一人の人間ととらえるが、相互協力的自己観では自他を切り離した形でとらえず、互いに属性を共有していると考える。俺はこのふたつの自己観の違いを、生活の中でどのように責任を負っているのかの違いだと思ってきたけど、文化的な問題として存在するよね、という話で語られていた。となると、相互独立的自己観が優れていて相互協力的自己観が劣っている、という考え方はちょっと見直したほうがいい。相互協力的自己観を前提とした中での自己の在り方、そういう社会で、論理基盤をどこに置くのか、みたいなのがめっちゃ面白そうに感じた。

 

⑫『わたし』の心理学 

 先生の研究領域について教えてもらった。面白かったです。

 

こんなもん。

また、講義中に以下の三つの理論について小レポートを書いた。もったいないのでその文章もさらす。三つの理論とは、認知的均衡(バランス)理論、認知的不協和理論、同調の三つ。

バランス理論

課題:ハイダーのバランス理論を坊主憎けりゃ袈裟まで憎いで説明せよ。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』とは、その人を憎むあまり、その人に関係のあるものすべてが憎くなるというたとえ。(デジタル大辞泉
ハイダーのバランス理論によれば、三者の心情関係は、均衡状態にあれば安定し、不均衡状態にあればそれを解消しょうとするものである。ここでは三者関係を本人P、他者O、対象Xとしており、PO,OX.PXの心情関係がプラスかマイナスかひとつずつ定める。このとき、PO,OX,PXを掛け合わせた結果がプラスであれば三者関係は均衡状態にあり、マイナスであれば不均衡状態にありその不均衡を解消しにかかる。
そしてこの『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』はまさに不均衡状態の解消の例である。具体的に説明すると、「発話者Pは坊主Xを憎んでおり、マイナスの心情を抱えている。坊主Xは職業柄、袈裟Oを着ており心情関係はプラスである。元々発話者Pは袈裟になんの心情も抱いていなかったのだが、この三者関係にバランスを持たせるため、マイナスの心情を抱くようになる。」

 

認知的不協和理論

課題:タバコの悪影響を知りつつ毎日30本吸う人の心理状態を認知的不協和理論で説明せよ。

認知的不協和理論とは「自己や自己をとりまく環境に関するあらゆる認知の間に生ずる不協和を回避するために人は様々な方策を使う」というものである。代表的なのが態度と行動の矛盾によって生じる不協和であり、人はこの不協和を下記4つの方略によって回避しようとする。まずひとつめは行動の変化である。これは態度にそぐわない行動を変化させることである。ふたつめは認知の変化である。これは行動にそぐわない態度を変化させることである。3つめは新たな認知の付加である。これは行動を支持する態度を追加で取り入れることである。最後が新たな情報への選択的接触である。これは行動にそぐわない追加の情報が入らないよう情報を選択することである。ひとはこれらの中からもっともコストの低い方略を選択し、不協和を回避する。
タバコの害を知りつつタバコをやめないのは、タバコを吸うという行為と、タバコの害を知っているという態度の間で認知的不協和が生じている。そのため、タバコを吸う本人はこの認知的不協和を解消させるために4つの方略のうちコストの低い方略を選択し、実行する。そして知っての通りタバコは依存性があり、行動を変化させるコストはベースとして高い。そのためタバコを吸う本人は、タバコには短期記憶を一時的に向上させる効果があるなどと言いつつ、新たな認知を付加し、不協和を解消する。その結果として態度が変化し行動は変化しないのである。

 

同調理論

課題:同調の代表的な実験の解説とそこから言えることは何か。

まず同調とは「他者あるいは集団が提示する標準と同一あるいは類似する行動をとること」である。
この同調に関する実験として、アッシュ(1953)による実験がある。概要としては、実験参加者にふたつの画像をみせ、左の画像に描かれている棒が、右の画像に描かれている三本の棒のうちどれと同じ長さであるか答えてもらう。単純な質問であるが、回答者として参加者の他に間違った回答をするサクラを混ぜておく。参加者がこのサクラに同調するか、またサクラが何人以上になったとき同調の傾向が強まるか、について実験が行われた。
結果としては、サクラが3人以上となったとき、同調行動の傾向が強まり、それ以上サクラを増やしても傾向に大きな変化はなかった。また、サクラの中にひとりでも正しい回答をする回答者がいた場合、同調の傾向は下がり、ほかの回答者と顔を合わせずに回答させたときも同調の傾向は下がった。
このとき、同調の理由としては、次のふたつがあげられる。ひとつめは規範的影響で、他人から好かれたいという気持ちを満足させるためである。ふたつめは情報的影響で、正しくありたいという気持ちを満足させるためである。
このことからは、以下のことが言えそうだ。たとえば教育の現場でいじめをやめさせようとする際、みんながいじめに参加・同調する中で1人だけでいじめを止めようと呼びかけても効果は薄い。いじめを止めようと説得するのは他のいじめ参加者の目のないところで一対一で行い、また呼びかけも3人以上のグループを作り行えば、その他の人の同調を得られる可能性が高い。

 

以上。これ先生にネット検索されたら色々まずい気もするけど、まあいいか。日にちずらそ。

社会心理学② 社会問題について「どんな問題か」「原因はなにか」「どんな解決策があるか」

どうもmaximonelson49です。社会心理学のレポートが下書きにあったので晒す。もったいないし。

 

社会問題について「どんな問題か」「原因はなにか」「どんな解決策があるか」

本レポートでは、児童虐待について扱うとともに児童虐待が「どのような問題か」「何が原因か」「どんな解決策があるか」について述べる。

まず、児童虐待が「どのような問題か」についてだが、児童虐待は保護者がその監護する児童に対して行うものであり、厚生労働省によると次の4種類に分類されるという。1.身体的虐待(殴るなど)2.性的虐待(子どもへの性的行為など) 3.ネグレクト(家から出さない、食事を与えない、ひどく不潔にするなど) 4.心理的虐待(ことばによる脅し、子どもの前で家族に暴力を振るうなど)

虐待の行為者は実母がその6割弱を占め、また虐待をうける児童の年齢は未就学児が全体の4割強を占めている。児童相談所児童虐待の相談対応件数は平成24年度で66,701件であり、これは厚生労働省が公開している平成24年まで毎年増加している。またこの件数は相談に至るようなケースであり、軽微・単発のケースまでを含めれば件数はより多く、身近な問題と言えよう。実際、中谷(2006)の調査・研究では「お尻をたたく」「大声でしかる」「泣いても放っておく」については「「しつけ」の一環として行うことが多い日常行為」と指摘されている。

次に児童虐待の「何が原因か」だが、中谷(2016)によると「被虐待歴や抑うつなど親の要因、育てにくさや障害などの子どもの要因、夫婦不和や経済的問題など親子を取り巻く環境要因がリスク要因」であり、中でも加害者である親のリスクは極めて重要かつ中核的な要因とのことである。中谷はこの論文の中で親の認知特性(被害的認知)がネガティヴな感情を経由し、また直接不適切な養育に繋がると示している。中谷自身はこの論文の中では被害的認知がどのように不適切な養育に繋がるかという点を論じており、どのように被害的認知が形成されるかについてはあまり述べておらず、ただ帰属理論によると示している。原因帰属という観点から、子どもに対する親の被害的認知を考えると、下記のような帰属のバイアスによって社会的推論が歪められているのではないかと推測できる。まずは行為者-観察者バイアスである。これは他者の間違いを観察する際はその他者当人に原因があると捉え、自分の行為に間違いがあった場合は状況に原因があったと捉える帰属のバイアスである。これは「ファミレスで騒ぐ子どもと、それを叱る親」の図を考えてみるとよく分かる。親は騒ぐ子どもの観察者として、子どもが騒ぐ原因を子どもの内的要因に帰属させ、同時に騒ぐ子どもの親という行為者としては、子どもという外的な要因に帰属させる。このように、親は行為者、観察者の両面から間違いの原因を子どもに帰属させようとし、自分は子どもによって被害を受けているという認知を深めていく。

さて、最後に児童虐待に「どんな解決策があるのか」について述べる。上記の帰属のバイアスについて、その原因としては自尊心の問題が挙げられる。現在の日本では、家事育児の主担当は未だ女親であり、また母親は強くあるべき(=強くあらねば母親失格である)という母親信仰も見られる。しかし母親も人間であり、人間である限り育児への向き不向きも存在する。それを十把一絡げに育児に向けさせれば、たまたま育児が苦手だった人は自尊心を損なってもしょうがない。また、それまで仕事や趣味を楽しんでいたのに、出産を期にそれらを辞める、というのも、自己概念の複雑性の観点から自尊心を損ないやすくさせるので、避けた方が良い。

これらの点から、育児は女親の仕事という認識を改めることや、望めば共働きのまま生活できるよう待機児童の削減に向けて保育所の拡充を進めるなどの解決策が挙げられる。

 

講義自体も受けてきたのでそのうち講義のまとめもやります。今回は以上。

FileMakerの勉強 vol.2

どもっす。maximonelson49です。

以前データベースの初歩の初歩記事かいたけど、その続き。各章ごとに何が書かれていたのか、まとめる。ちな前回のデータベース記事はこちら。

データベースのマジで初歩(概要とか)まとめ - 今から父になるから俺の悩みを聞いてくれ。

 

『FileMakerMasterBook 初級編』第2章(FMの基本的な使い方とブラウザモードの画面説明)

第2章はFaleMakerの基本的動作について。たとえばExcelからFMにデータを引き込むにはどうするかとか、起動の仕方はどうとか、あとはどんな画面があるのか。FMには4つのモードがあり、それぞれ下記のよう。

・ブラウザモード
データの表示、作成、編集、削除(ふつーのエクセル画面みたいなやつ)
・検索モード
データの検索
・レイアウトモード
レイアウトの作成、編集(アプリぽい画面)
・プレビューモード
印刷イメージの確認

また、この中のとくにブラウザモードの画面の触り方を扱った。

『FileMakerMasterBook 初級編』第3章(RDBMSの説明とレイアウトモードの画面説明)

 この章では頭にRDBMS(Relational DataBase Management System)の説明が入った。これは前回記事で俺がまとめた内容とだいたい同じ。なのではしょる。

その後、レイアウトモードの画面説明。FMはカスタムAppであり、自分の好きな感じのアプリ画面を容易に作ることができる。なのでまあ、このアプリ画面と、データベースの作成ってのが、FMの主要な機能のふたつなんだと思う。

 

まあ、今回はそんなところ。毎日30分触る、とかして勉強したい。

幸福学っての、慶應でも流行ってるじゃないすか

どうもmaximonelson49です。今回は小難しいこと書く

 

幸福について

のっけからすげー大上段で恐縮なのだが、以前、ブログでこんなことを書いた。

幸福は、分からない。ここで面白いのは、大概の人が「幸福になりたい」とは思っているということだ。何が言いたいのかというと、みんな、「幸せになりたい、けれど幸せが何なのか分からない」。なら、幸せについて語るときは、まずその幸せが何なのかについて考えた方がいい。そしてそのとき大切なのは、幸福観なんてのは、人それぞれ違うってことだ。だって人間ってのはみんな別の肉体と精神を持つ異なった存在だから。幸せについて語るなら、私にとっての幸せを定義する必要がある。

私の志望動機(7000字以内) - 今から父になるから俺の悩みを聞いてくれ。

 まあ上の記事は俺の、去年?の時点での志望動機をまとめたもの。んでまあ、とりあえず上の記事の一部引用範囲では、幸福についてちょろっと少し書いている。また幸福について、当時の自分の考えていたことがノートに残っていた。今回はそのノートの内容を引用しつつ、思っていたことをちょっとまとめる。あとタイトルには慶応の幸福学のこと書いたけど本記事全然関係ないです。ただ記事の最後に幸福学の前野さんの本について少し書いたので、気になるならそれ読んでもらってもいい。

幸せの定義

上の引用で何を言ってるかっていうと、なんか、俺が妻と結婚したばっかのとき、夫婦ふたり新婚かつ仕事結構頑張って充実? してたように見えてたろうけど精神的にくっそボロボロだったしあー幸せって分かんねえもんだな、ってことを書いている。かつ、この経験から「幸せになりたい、けれど幸せが何なのか分からない」というのを面白がっている。

この気づきは、まあ今でもそれなりに有意義かつ、自分らしい問題意識だなと思う。

たとえば「マクガフィン」って言葉があるのを知っているだろうか。これを買ってきてくれ、と言われたらあなたはどうするか。ちなみに「マクガフィン」はスコットランドだったかでライオンを捕まえるための道具なのだが、「マクガフィン」というものが何なのか知らずして「マクガフィン」を得ることはむつかしいだろう。

で、同様のことが、幸福にも言える。あなたが幸せになりたい、と思ったとき、その幸せとはいったいどんな形をしているのか。それが分かっていないと、何を目指すのかが分からないし、具体的なアプローチに落とし込むこともむつかしそうだ。問題を解くとき、私たちに必要なのは、解自体や解法ではなく、問題の意味を正しく把握することなのだ。

(俺はこういうふうに、物事が問いかけと解に分かれるとき、問いかけの方に価値があると考える。なぜかっていうと解は問いに対する解でしかなく、解の有効性は問いの理解度にかかっているから。問い自体が意味をなさないなら、それにどんだけ正確に答えても意味がない)

まあそんなこんなでそれゆえに、私たちは幸福について考えるとき、私たち自身にとっての幸福がなんなのかよくよく考えたほうがいい。つまり、幸福は定義することが必要だってこと。

ただ、このとき気を付けることがいくつかある。

①あなた自身の問いか、それとも社会善か。

 あなたにとっての幸福について定義するとき、いくつか注意したほうがいい点がある。ひとつめは、それは単なる社会善じゃねーの、ってことだ。

どういうことか。

これは、人はそれぞれ別個の存在であり幸福のかたちも違うんだから、世間様のいうとおりしても意味ないですよ、ってことだ。

例えば、世間には「男は女を養うもの」って善がある。で、このときあなた(男)が一生ニートして暮らすことを幸福と感じるならば、頑張って養ってくれる女性を探すことは決して間違っていない。堂々とそれを公言し、運命の相手を探してほしい。むしろ社会善である「男は女を養うもの」というのを内面化し、自分の幸福と勘違いしていたら、あなたはどれだけ努力しても、自分自身の幸福からは離れていくばかりで幸せにはなれない。これは問いを見誤っている。

人が幸福を追求するとき、人はそれぞれ独立した別の存在なので、その個人にとっての幸福もまた、その個人に依存する。

知らなかった人は覚えておくといいと思うが、私たちはみな独立した別の人間だ。例えば俺とあなたは生きてる年数も違えば出身も違うしどんな家でどんな教育を受けてきたかも全然違う、この世の本当腐るほどある変数をくっそランダムにぶつけられて育った一個人同士なわけだ。好きな色、味、においだって違う。何を好んで、何に幸せを感じるか、なんてのももちろん違う。そしてその幸福は誰にも否定できない。あなたがあなたであることは、誰にも裁けない。

この、社会善に従ってしまうってのは結構パターンがあると思う。たとえば「他人に奉仕することは素晴らしい」や「本当に好きなものであれば寝食惜しんでやるはず」といったものだ。下記で続けて説明する。

②他人に奉仕していないか

強固な社会善として、「他人に奉仕することは素晴らしい」というのがある。俺は血も涙もないゆとり世代なので分からないのだが、人間は基本的に自分の問題意識は自分で解決するべきであり、また他人の問題意識に対応するために動員される筋合いはない。自分自身にとって本当に何のメリットもないのであれば、他人に奉仕したところであなたの幸せにはつながらないであろう。まあ脳科学的に、他人への哀れみをもつと幸福度高まる、とかはあるらしいが。

③程度は適切か

社会的な価値観として「何があっても続けたいものが本当に好きなもの」みたいなのがある。んなわけあるか。たとえば俺はインド料理屋のカレーが好きだが、「一か月間インド料理屋のカレーを食べ続けられないならお前はインド料理屋のカレーが好きではない」と誰かに言われたら、本当にこいつは面倒くせえヤツだなと思う。俺は週に一回くらいのペースで食べたくなって実際食べるのは半年に一度、くらいにはインド料理屋のカレーが好きだ。つまり、好きというのはゼロかイチかの選択ではなく、ゼロから100まであるパラメータみたいなもんだ。カレーの例ならむしろ毎日食べたら嫌いになるだろうし、どの程度自分がその対象を好きなのかは見定めて用法容量を守って摂取したほうが幸せにはなれるだろう。

④一次的な欲求か、二次的な欲求

分類のレベルがそろっておらず恐縮だが、一次的な欲求であるか、二次的な欲求であるかは大切だ。どういうことかというと、例えばある男が、料理を作るのが好きでよく友人に食べさせていたとするとしよう。このとき、男が料理すること自体が好きなら、それは一次的な欲求だ。だが、友人の笑顔が好きであるなら、料理をすることは二次的な欲求であり、一次的な欲求は友人の笑顔を見ることである。後者の場合は、男は友人の笑顔さえ見れれば決して料理にこだわる意味はない。むしろ料理が好きであると勘違いしてキッチンの仕事とか始めたら、案外料理自体は楽しくなく、幸福からは遠ざかるかもしれない。

⑤あなたの幸福感とマッチしない他者承認を求めていないか

①②のミックスのような話なのだが、誰かに認められるために、自分にとって幸せでない行動をとるのは結構厳しい戦略だ。例えば自分の濃い趣味を隠したりして、その状態のあなたが認められれば認められるほど、そこからほど遠い素のあなたの幸福感は否定されることになる。 長期的にその苦しみを回避する戦略性があるのならいいのだが、目先の承認のためにそうするなら、それはジリ貧だ。

また、これと似た話として「自分の幸福観は他人に納得してもらう必要はない」というのがある。人間はそれぞれ別個の存在なので、自分の幸福が他人に納得されないことはある。が、それをどうこういわれるのはとてもおかしな話だ。また、他人の幸福観に納得がいかないからといってそれを否定してはならない。

最後に

まあぱっと思いつくのはこんな感じ。

ざっくり今回の記事をまとめると、「幸せになりたいとき、あなたにとっての幸せってなんなのか先に定義してないと目指しようがないよね」って話と、「定義するときこういう落とし穴があるよね」って話だ。

んでまあ、うまいこと自分にとっての幸せが分かれば、あとはそれに向けて努力してくださればいいと思う。余談だが、人間にはどうやら幸福追求権というものがあるらしく、だからまあ我らはみな幸福を追求する権利を持つ。なので安心して幸せになって下ればよい。ここら辺はまた別の記事にできればいいなと思っている。

ほんとの最後に、冒頭にあげた前野さんの本でも紹介しておしまいにする。なんかこういう話を書くとすげー身体中痒くなってきてしまうから。

 

 

幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 (講談社現代新書)

幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 (講談社現代新書)

 

 これはひとが幸せを感じる要素には何があるのか、について書かれたもの。幸せには4つの因子があるよ、という話。これはネットでも記事出てるので、それ読んで興味深ければこの本買ってみてもいいかも。関連記事あげとく。

前野隆司さんインタビュー|“幸福学”を知れば誰でも幸せになれる! 従業員が幸せになれば会社が伸びる! 人・組織・経営を変える“幸せの四つの因子”(前編) - 『日本の人事部』

 

 

 前野さんの本だとこれが一番面白かった。論理思考とかフレームワークとか好きな人は、それすら俯瞰するこの本はだいぶ面白く読めると思う。

 その他『死ぬのが怖いとはどういうことか』とか読んだことあるけど、まあわりと同じようなこと言ってるので前野さんの本はどれか読んどきゃいい、ってかんじがある。

 

来週の頭に社会心理学の講義を受けてくる予定で、楽しみです。あと最近仕事ができなくてポンコツ。以上!!!

好きなExcelショートカット ベスト5とかいうクソ記事だよ

どうもmaximonelson49です。

 

Excelショートカット

なんか最近あ〜〜入社してからの2年半で俺は何を学んだのかな〜〜と思うことがあるんだが一番の学びはExcelのショートカットでした。ので、好きなExcelショートカットをまとめる。ちなみに俺はExcel2003をずっと使っていたけど、それ以降のバージョンのやつは基本的に2003のショートカットも使えるはず。

 

第5位 セルのジャンプ [Ctrl]+矢印

セルを一気に移動するやつ。 地味だが使用頻度は高い。つーかいちいち矢印キーぽちぽちしたりクスロールバー掴むためにマウス使ってらんねえ。

あとこれ使ってると、各列にきちんと意味付けをしたExcel文書を作成するようになる。整理されたExcelを作るクセがつくので、そういう意味でもおすすめ。

 

第4位 フィルタの全解除 [Alt]⇨d⇨f⇨s

 ⇨は順番に押すって意味です。Excelの表いじくってるときにどの列にフィルタかかってるかいちいち探すの面倒なので、有用。マクロ発動させるとか任意のデータ取り出すとかあらゆる場面であらかじめフィルタかけられてるのはミスの元なので、Excelファイル開いた瞬間にフィルタ外して色々作業してます。

 

第3位 画面遷移 [alt]+[tab]

 これ会社入ってから知ったんですが、これ使わずに仕事できねえ。いちいちマウス使ってブラウザクリックしてメール確認、とかしてらんない。

第2位 いちばん左上のセルに移動 [ctrl]+[fn]+←(左矢印)

いちばん左上のセルに移動。ウィンドウ枠の固定してる場合は固定位置まで移動。

クソ地味なんだが、マナーとして『共用ファイルとかお客さんに渡すExcelファイルは左上にセル位置合わせとく』ってのがExcel界隈にはある。保存の度に頑張って左上までいくよか、このショートカット使う方がいい。

第1位 列の選択 [Ctrl]+[space]

 列の選択です。これ覚えとくと任意の列をコピーして挿入  [Ctrl]+[space]⇨[Ctrl]+c⇨リスト表示⇨eみたいな感じにコンボが使える(リスト表示ってのは右クリックで出てくるアレを出すキー。矢印キーの近くにある文書マークみたいなやつ)。同様に行の選択[shift]+spaceとかも展開性が高い。なお行の選択は半角入力モードでないと使えないから注意。

 

選外

 選外だがよく使うショートカット。
・保存 [Ctrl]+s
・コピー [Ctrl]+c
・切り取り [Ctrl]+v
・削除 リスト表示⇨d
・書式 [Ctrl]+1
・書式貼り付け リスト表示⇨s⇨↓⇨↓⇨↓⇨[Enter]
・ウィンドウ枠の固定 [alt]⇨w⇨f(Excelのバージョンによってはもう一個f必要)
・シート遷移 [ctrl]+[fn]+↑or↓
・デスクトップ表示 [ctrl]+d
・画面ロック [ctrl]+L

 

Excelのショートカットなんて記事書くと思わなかったわ。都市伝説的に、マウスひっくり返して作業すればショートカット使うようになる、ってあるけどそれよか始業前に知らないショートカット選んで付箋に書いて貼って、今日1日それ使うって決めてやると、まあ使えるようになりますよ。以上。

学習心理学の講義受けたんですよ

どうもmaximonelson49です。こないだ大学で学習心理学について講義を受けてきたので、その感想。

 

学習心理学の立ち位置

学習心理学っつーのは、犬のよだれを集めたパブロフから始まり行動主義のワトソン、ソーンダイク、スキナーなどの研究者たちがやってた心理学の1ジャンル。現代の認知心理学が流行りだすまでは心理学=行動主義心理学だったこともあり、学習心理学もかなり重要な分野といえる。現代のカウンセリングでも、精神分析学やクライエント中心療法と並び主要3派のひとつに数えられている。

ただ当初の俺の印象としてはベル鳴らして犬のよだれ集めてな〜〜にが楽しいんだ、って感じで、講義受けるまではあんまり興味がなかった。のだが、今回のでけっこう印象が変わった。心理学って当初はフロイト先生の直感だけでイド!とか超自我!とかやってて、全然科学っぽくなかった。たしかにそう言われるとそんな感じもする〜〜とは思えるんだが、解釈じゃん、とも思ってた。ただそんな心理学の中で、学習心理学は生理学的なところから端を発しており、エビデンスもちゃんとあって、心理学を科学らしい分野にしてくれた。そこが今までの『口だけ』感から抜け出せるように思えてかなり面白かった。

以下では学習心理学の講義で学んだことを軽くまとめる。

 

学習心理学の三本柱

学習心理学ってどんな心理学なのって話だが、まあ文字通り学習の心理学だ。学習というのは『経験により生じる比較的永続的な振る舞いの変化』のことをいい、どのようにして我々は学習を行うのか? について、扱ったものとなる。

んで、そんな学習心理学の三本柱がこちら。

  1. 古典的条件づけ
  2. オペラント条件づけ
  3. 観察学習

それぞれ解説する。

 古典的条件づけ

 これはロシアの生理学者?パブロフが始めたやつで、ベルを鳴らすと犬が唾液を出すように条件づけた『パブロフの犬』の実験が有名。無条件刺激と条件刺激を対提示し、条件刺激と無条件反応を紐付かせて条件反応とする。それぞれの単語の意味としては、

無条件刺激:生理的な反応など、誰でも無条件に反応を示してしまうような刺激。酸っぱいもの見せて唾が出るとか、でけえ音聞かせてビビるとか、そんなに大きくない音でそちらを振り向かせるとかがある。

無条件反応:無条件刺激によって引き起こされる反応。

条件刺激:古典的条件付けによって条件付けられる刺激。条件付けの際、無条件刺激と一緒に与えられる(対提示される)刺激。

条件反応:古典的条件付けによって条件づけられた反応。条件刺激によって引き起こされる反応。

パブロフの犬』で具体的に説明すると、餌をあげるときにベルを鳴らし、ベルがなれば餌が貰えると思わせる。するとベルと唾液が紐付いて、ベルが鳴るだけで唾液の分泌がおきる、ってかんじ。これは餌(無条件刺激)を与えると唾液が出る(無条件反応)という関係があり、そのとき餌(無条件刺激)と同時にベルを鳴らし(条件刺激)て対提示することにより、ベルが鳴る(条件刺激)だけで唾液が出る(条件反応)と思わせるってことだ。

 まあこれが基本なんだが、こういう条件付けについて講義ではさらに詳しくやった。以下に単語だけまとめるが、

●条件付けの効率性や発生の有無に関するもの:

集中学習と分割学習
無条件刺激と条件刺激の時間的関係
隠蔽と阻止
レスコーラ・ワグナーモデル
集中学習と分散学習

●条件付けを消す・消えることについて:

消去
馴化・慣れ
自発的回復
拮抗条件づけ
外制止・脱制止

●複雑なかんじで条件付けるには:

分別条件付け
高度条件付け
感性的予備条件付け

●カウンセリング関連

系統的脱感作法
フラッティングとエクスポージャー

 とかまあ色々あった。他にもあった気がする。

 

 オペラント条件づけ

こいつはラットがボタンを押して餌を得る実験(スキナー箱)とか、猫が箱から出るために色々と頑張る実験(問題箱)とかがある。オペラント条件づけは3つの要素からなり、

先行条件(分別刺激):どんな状況で、

行動(オペラント行動):何をしたら、

結果(強化子):どうなった

というのを表す。また、この3つが揃ってることを三項随伴性という。

 古典的条件付けと違うのは、これは反射とかを扱うものというよりか、自発的な行動について扱う、という点。パブロフの犬っぽく説明すると、例えば吠えると餌が貰える、みたいなのはオペラント条件付けだ。自発的な行動(吠え)によって餌(結果、強化子)がもらえたことによって、犬は吠えと餌を結びつかせた。

 これもまあ色々単語出てきた。

強化スケジュール(固定間隔、変動間隔、固定比率、変動比率)
タイムアウト
シェーピングと連鎖
トークンエコノミー
一次強化子と二次強化子、トークン強化子

 

観察学習

ここまでは当人の経験に基づいて行動に変化が起きるような学習をみてきた。が、世の中それだけではなく、他人の行動を見て学習するってのもある。それを観察学習という。よく似てるものに模倣学習ってのもあるからそれも示す。

模倣学習:人のやってんのを見て真似したらいいことあった、で学習。

観察学習:人のやってんのを見てその人がいいこと起きてたから、で学習。

 

 まあこんなもん。子どもの手洗いを連鎖化法で学習させるビデオを見たんだが、いい行動とると犬みたいに即座にグミ与えられてて笑った。