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学習心理学の講義受けたんですよ

どうもmaximonelson49です。こないだ大学で学習心理学について講義を受けてきたので、その感想。

 

学習心理学の立ち位置

学習心理学っつーのは、犬のよだれを集めたパブロフから始まり行動主義のワトソン、ソーンダイク、スキナーなどの研究者たちがやってた心理学の1ジャンル。現代の認知心理学が流行りだすまでは心理学=行動主義心理学だったこともあり、学習心理学もかなり重要な分野といえる。現代のカウンセリングでも、精神分析学やクライエント中心療法と並び主要3派のひとつに数えられている。

ただ当初の俺の印象としてはベル鳴らして犬のよだれ集めてな〜〜にが楽しいんだ、って感じで、講義受けるまではあんまり興味がなかった。のだが、今回のでけっこう印象が変わった。心理学って当初はフロイト先生の直感だけでイド!とか超自我!とかやってて、全然科学っぽくなかった。たしかにそう言われるとそんな感じもする〜〜とは思えるんだが、解釈じゃん、とも思ってた。ただそんな心理学の中で、学習心理学は生理学的なところから端を発しており、エビデンスもちゃんとあって、心理学を科学らしい分野にしてくれた。そこが今までの『口だけ』感から抜け出せるように思えてかなり面白かった。

以下では学習心理学の講義で学んだことを軽くまとめる。

 

学習心理学の三本柱

学習心理学ってどんな心理学なのって話だが、まあ文字通り学習の心理学だ。学習というのは『経験により生じる比較的永続的な振る舞いの変化』のことをいい、どのようにして我々は学習を行うのか? について、扱ったものとなる。

んで、そんな学習心理学の三本柱がこちら。

  1. 古典的条件づけ
  2. オペラント条件づけ
  3. 観察学習

それぞれ解説する。

 古典的条件づけ

 これはロシアの生理学者?パブロフが始めたやつで、ベルを鳴らすと犬が唾液を出すように条件づけた『パブロフの犬』の実験が有名。無条件刺激と条件刺激を対提示し、条件刺激と無条件反応を紐付かせて条件反応とする。それぞれの単語の意味としては、

無条件刺激:生理的な反応など、誰でも無条件に反応を示してしまうような刺激。酸っぱいもの見せて唾が出るとか、でけえ音聞かせてビビるとか、そんなに大きくない音でそちらを振り向かせるとかがある。

無条件反応:無条件刺激によって引き起こされる反応。

条件刺激:古典的条件付けによって条件付けられる刺激。条件付けの際、無条件刺激と一緒に与えられる(対提示される)刺激。

条件反応:古典的条件付けによって条件づけられた反応。条件刺激によって引き起こされる反応。

パブロフの犬』で具体的に説明すると、餌をあげるときにベルを鳴らし、ベルがなれば餌が貰えると思わせる。するとベルと唾液が紐付いて、ベルが鳴るだけで唾液の分泌がおきる、ってかんじ。これは餌(無条件刺激)を与えると唾液が出る(無条件反応)という関係があり、そのとき餌(無条件刺激)と同時にベルを鳴らし(条件刺激)て対提示することにより、ベルが鳴る(条件刺激)だけで唾液が出る(条件反応)と思わせるってことだ。

 まあこれが基本なんだが、こういう条件付けについて講義ではさらに詳しくやった。以下に単語だけまとめるが、

●条件付けの効率性や発生の有無に関するもの:

集中学習と分割学習
無条件刺激と条件刺激の時間的関係
隠蔽と阻止
レスコーラ・ワグナーモデル
集中学習と分散学習

●条件付けを消す・消えることについて:

消去
馴化・慣れ
自発的回復
拮抗条件づけ
外制止・脱制止

●複雑なかんじで条件付けるには:

分別条件付け
高度条件付け
感性的予備条件付け

●カウンセリング関連

系統的脱感作法
フラッティングとエクスポージャー

 とかまあ色々あった。他にもあった気がする。

 

 オペラント条件づけ

こいつはラットがボタンを押して餌を得る実験(スキナー箱)とか、猫が箱から出るために色々と頑張る実験(問題箱)とかがある。オペラント条件づけは3つの要素からなり、

先行条件(分別刺激):どんな状況で、

行動(オペラント行動):何をしたら、

結果(強化子):どうなった

というのを表す。また、この3つが揃ってることを三項随伴性という。

 古典的条件付けと違うのは、これは反射とかを扱うものというよりか、自発的な行動について扱う、という点。パブロフの犬っぽく説明すると、例えば吠えると餌が貰える、みたいなのはオペラント条件付けだ。自発的な行動(吠え)によって餌(結果、強化子)がもらえたことによって、犬は吠えと餌を結びつかせた。

 これもまあ色々単語出てきた。

強化スケジュール(固定間隔、変動間隔、固定比率、変動比率)
タイムアウト
シェーピングと連鎖
トークンエコノミー
一次強化子と二次強化子、トークン強化子

 

観察学習

ここまでは当人の経験に基づいて行動に変化が起きるような学習をみてきた。が、世の中それだけではなく、他人の行動を見て学習するってのもある。それを観察学習という。よく似てるものに模倣学習ってのもあるからそれも示す。

模倣学習:人のやってんのを見て真似したらいいことあった、で学習。

観察学習:人のやってんのを見てその人がいいこと起きてたから、で学習。

 

 まあこんなもん。子どもの手洗いを連鎖化法で学習させるビデオを見たんだが、いい行動とると犬みたいに即座にグミ与えられてて笑った。