親です。脚本術です。

主に創作論について喋ってます。あと日記。

2020年の4月に読んだ本

おつです。森田です。
2020年も5月になったので、前月に読んだ本の振り返りでもしようかと思います。

読んだ本

『オービタル・クラウド藤井太洋

SF。
サイエンスフィクションっていうよりテクノロジー小説って感じが強かった。kindleで上巻だけ読んだんだけど、物語に入るまでが遅くて、けど演出と視点の持たせ方で技巧的に序盤をつないでいたのが印象的だった。下巻も読もうかな〜〜と思ったんだけど他に読みたい本があったのでやめました。

オービタル・クラウド

『日本の同時代小説』斎藤美奈子

文学史
1960年代~2010年代までの国内文学の流れを時代背景含めで解説してくれていた。これはかなり面白くて、これを読んで以降ちょっと文学系の本に手を出している。そういう意味でかなり意義のある本だった。 また、作家の系譜を知ることができたり、自分がどういう作家の影響の下にあるのか考えられて、文体について考えたりする際に役立った。

日本の同時代小説

『幕末ダウンタウン』吉森大祐

講談社小説現代長編新人賞受賞作。時代物。
幕末の京都を舞台に新撰組の男が漫才をやるまでの話。読みやすかったんだけど、その先どうなってしまうのかってのが読みたかった。面白かったんだけどね。

幕末ダウンタウン

『二匹』鹿島田真希

純文学。
鹿島田真希は芥川・三島・野間文芸全て受賞している純文三冠なんだよな。小学生の頃これを読んでめっちゃ面白かった思い出があり、今回読み直した。わけわからん話だったけど面白かった。白紙に戻そう拳闘士! とか。

二匹

『スイート・マイホーム』神津凛子

小説現代長編新人賞受賞作。ホラーサスペンス。 これはかなり完成度も高くて面白かった。序盤は鼻につく描写が多くてちょっとむかついていたんだが、すぐに面白くなってのめり込んだ。この小説を読んでサブプロットの役割を理解できた。

スイート・マイホーム

『名医が教える不眠症に打ち克つ本』内山真

不眠症の本。今書いてる小説に使えそうだったので目を通した。年取ると睡眠時間は少なくなる(日中に体力を使えなくなるから)ので、無理に寝ようとすると不眠になるらしい。20代でも7時間寝れれば良いとかなんとか。普通に参考になった。

名医が教える不眠症に打ち克つ本

ピエタとトランジ』藤野可織

ジュブナイルシスターフッドもの?
『爪と目』の藤野さんがエンタメ方面でこういうのを書いているってのが意外だった。爪と目読んだことないけど読んでみたくなった。
内容も最近のミステリーって感じで面白かったです。

ピエタとトランジ

『アウトラインから書く小説再入門』KMワインランド

プロットの立て方本。
『工学的ストーリー創作入門』の補完的な内容になっていて読む意義があった。今書いているやつが結構プロットをガッチリ作ったやつだったので、あー同じようなやり方で書いている人がいるんだなーと思った。

アウトラインから書く小説再入門

『ニッポンの文学』佐々木敦

文学史
ツイッタでフォローしてる人からこの人いいですよと教えてもらって購入した。SFとかミステリの歴史がまとまっててそこが嬉しかった。あと海外文学がどう日本の作家に影響を及ぼしたのか、みたいなところも書いてあり、系譜を遡るのに役立った。

ニッポンの文学

今読んでるもの

今は『「私」をつくる 近代小説の試み』と『最後の御大将 平重衡 義経が最も恐れた男』を読んでます。文学史を読んでるうちに口承文芸に興味がいって、平家物語を読む前に歴史小説でおさらいしとこと思った次第。
韓国ドラマの『キングダム』っていうのが面白くて、それは韓国ゾンビ時代劇なんですよね、そういうのを平家物語でやりたいなと思いました。いつか。
あと『イテウォンクラス』って韓国ドラマもみた。第一話のジャンルをぶん回す感じが凄かった。
それとそれと脚本術系の本が5冊くらい積まれてるのでそれも消化したい。『「私」をつくる』が終わったらそっちかなと思ってます。けど今は文章のことを考えたいので『日本の小説技術史』とかを読むかも。速読術を身につけたいもんだ。

以上。