親です。

読んだ本とかについて書いてます

2020年6月に読んだ本

お疲れ様です。6月に読んだ本です。 (人差し指を深爪してしまいキーボードが打ちにくい)

2020年6月に読んだ本

『おまえじゃなきゃだめなんだ』角田光代

短編集...というよりもっと短い掌編をまとめた本。

角田光代にしてはかなり毒気がなくて、おまえ...光代じゃねえな...有川か? となってしまった。(有川浩は好きじゃない)

まあでも読みやすかった。全部は読んでません。

『ほしとんで - 03』本田

ほしとんでの三巻目。漫画です。

今月も楽しく俳句のゼミをやっていた。評価されることとか表現の自由に関する問題とかパクリパクられとか、表現にまつわるいろんな問題について語っていて、面白かった。

『諦める力 〜勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末大

諦めるのではない、目的を明確にしてとるべき選択をするだけだ! というようなことが書いてあった。

為末さんの本ってすごく日経とかNewsPicksっぽいことが書いてあって、かつ思想的にも社会的な責任を全く考えておらずあ〜〜新自由主義〜〜な感じなので、彼が彼自身の人生に対してやる姿勢は嫌いじゃないが、社会的な文脈には現れて欲しくないな〜〜と毎回思う。

『プレーンソング』保坂和志

2000年に出版された小説。保坂和志はもう保坂和志しか書けない、しかし何も起きないお話を書く。俺が保坂和志を知ったのは彼の『書きあぐねている人のための小説入門』みたいな本を読んだときで、彼の作品自体を読むのは初めてだったんだが、めっちゃ面白かった。

内容としては、主人公のところに居候が次々訪れて最終的にみんなで海に行くだけなんだけど、居候たちに対する主人公のコメントだったり、たまに主人公が会う友人たちのちょっとした小話だったり、会話だったりが面白くて何も起きていないこの本を延々読んでしまった。こういう本書ける人ってめっちゃ会話うまいんだろうな......と思った。

ゴールデンカムイ野田サトル

ゴールデンカムイを22巻まで読んだ。ゴールデンカムイってやたらとドラマが多くて毎回ギッチギチの構成だしほんとうにうまい。このレベルで話作れるひとっていま日本にどれだけいるんだろう? しかもこの人はエロに頼らないのだよなあ。

下ネタ、人情もの、バトル、歴史風土ネタ、ミステリ的なエピソードなど、ほんとうに色んな手法を使っていて驚かされる。漫画の教科書みたい。いつかちゃんと調べたい。

チェンソーマン』藤本タツキ

これもこれですごい漫画。ゴールデンカムイと比べると7倍くらいの速度で読めてしまう、のではやく50巻くらいまで出てほしい。

ギリギリで生きてるやつらがギリギリで戦うみたいな、かなり映画的な雰囲気のある漫画。絵の構図もかっこいい。あと主人公の恋愛の様子が、なんともこう切ない青春って感じでよい。

ストレンジャー・シングス』シーズン3

もはや本ではないが。シーズン3まで見ました。

このシーズンはかなり女性の権利やらクイアの問題を扱ってた。お話としては後半まであんまり話が進まなくてどうなのかな? というところがあったけど、けど前作で大好きになったスティーブが今作でメインに扱われていたり、そのスティーブとバイト先のニューメンバーとの絡みが良かったりして個人的には満足。

6月に読んだ本は以上。あんまり読めてなくてなんでだろ? と思ったんだけど、平家物語を読む合間に読んでた本なので、そりゃまあ読めないわなと納得。平家物語はいまやっと四割くらい読み終えたところなので、7月中に読み終えられたらいいなあという感じ。

そのほかにも金融系の本とかちくまの新書とかが積んであるので消費したい。

以上!!