親です。

読んだ本とかについて書いてます

面白い小説が書きた〜い

小説についてです。ちょっととっ散らかってるんだけど、いま感じていることをいろいろと書き留めておきたいと思う。

目指すところの変化

ことの発端。昨年の暮れに小説を書きはじめて、twitterでいろんな人をみたりするうちに、まああけすけに言えばもっと人に読まれたいと思いはじめた。

今までわりと、自分の書きたいものを書くという姿勢で書いてきたんだけど、その目的をずらして、ウケるものがなんなのか真剣に考えたいなと思った。

で、そのために今後どうするかってのを考えたい。

「自分にとっての面白い小説」を書くということ

本題に入る前に自分が満足できるような面白い小説を書く、というスタンスについて軽く整理しておきたい。

いままで自分は、自分がどう思うかという基準だけで小説を書いてきていた。というのも、小説を書くことって基本的に苦しみを伴うし、書き続けるためには自分の面白いと思うものを突き詰めていないといけないとやっってられないから。それに、他人の考えていることは他人にしかわからないわけで、そこを目標にするってのは陽炎をあてに歩くようなものだ。だから自分にとっての面白さについて考えてきた。

また、他人にとっての面白さを考えるにしても、結局のところ自分の感性を手掛かりにして考えなきゃならない。自分がなぜこの作品を面白いと感じるのか、というところに向き合い続けないと、面白さについては理解できないと思っていた。

実際それは間違っていないし、自分にとっての面白さを考えるというのはこれからも続けていくことだとは思う。そんなに簡単なことでもないし。

ただ、その一方でこの考え方は、自分にとっての面白さだけやっていれば他人がそれをどう思うのかは考えなくても良いという免罪符にもなっていた。だから、いま一度目標にするところを自分ではなく他人に据える必要があると思う。

で、他人の面白いに向き合うとして、どうするか。

他人の面白さと向き合うために

俺がなんらかの面白さを提供するために、考えないといけないポイントはいくつかあると思う。

そのうちのひとつが、外的問題への苦手意識。もしくはログラインを立てるのが下手。パッとこのお話面白そうだな、みたいかネタを出すのが苦手なんだよな。(ということを書いていてびっくりしたけど、本当に人を楽しませようみたいな気持ちがなかったのか俺は。若干引くな)

逆に内的問題とか社会的問題とかは好きで考えられる(と思っている)。

以下でいくつかのポイントについて、今後何を書くべきか整理したい。 (カッコがきが多くて申し訳ないが、小説のことを語るとき、かなりの数の語られない前提みたいなのがある。俺がこの話を書くとき、かなり限定的な「小説」について語っている。本当は小説ってのはもっと広い概念だ、俺は捉えられていない。せめて自分の「小説」について定義しておきたいものだが...)

外的問題

それではまずはここ。

さっきも書いたが外的問題を考えるのがあんまり好きじゃない。けど、自分が映画とか小説を消費するとき、どこをメインに観賞するか? って言ったら外的問題なんだよな。感動したり心揺さぶられるシーンは一握りで、面白い外的問題なら普通にのめり込んで見ている。外的問題にテーマを反映させられたら最高。テーマにそった、面白い、シニカルな外的問題を作りたい。

思いっきり人気のジャンルで攻めてもいいのかも、やれるなら。たとえば異世界転生とか?(雑)あとファンタジーは間口が広くて良いのかも? ホラーサスペンスもできたら強い。

考えていることを列挙すると、

  1. 外的問題はメインに消費するもの
  2. 外的問題は主人公を窮地に立たせてそのキャラクター像を浮き出させるもの
  3. 窮地に立たせやすくて演出に幅がある
  4. 明確で主人公を食うくらいの敵がいる
  5. あらすじを読んで、あ、面白そう、と思えるようなもの
  6. 同時に、テーマを扱いやすいように意味のある外的問題にもしたい
  7. 書いていて面白いと思えるものがあればいいんだけどなあ

こんなもんかなあ。 いくつか例を出して考えてみる。いま手持ちのネタ未満がいくつかあるのでそれを使う。

  1. ファンタジー
    魔法が使える世界で、田舎から鳴り物入りで入ってきた人が全然振るわない。魔法の質が文化資源に依存していて、地方格差がめっちゃ出る、もしくは井の中の蛙であったことがわかってしまう話。
    これは才能のなさと向き合う話として考えついたんだけど、外的問題としてはいまいちだなあ。敵とか目的がわからないし、魔法である必要もない。ファンタジーっていうウケそうなガワで現代物をやりたかったんだよな。
    ファンタジーとしての面白さを探すなら、なんかガッツリの敵がいたり、世界の危機を書いたり、もっと異能バトルっぽくしたり、そういうことは可能かなと思う。世界観設定っすね。
  2. でかいやつが襲ってくるSF
    でかいやつが襲ってくるってだけ。
    問題がはっきりしてて良い。襲ってくるけどそれが日常なので、そういう舞台で何か別のことをしても良い。世界観は決まってるけど内容がないな。普通にそのでかいやつから身を守るでも良い。
  3. 化物になってしまうホラー
    ブラック企業で人の心を無くしていくうちに化物になる(人を殺したりを契機に)。化物ってのが異能っぽい。一般人に見つけられると異能は消えるとか?
    案外これやりやすそうだな。元に戻るために、って目的をおいたり、あと社会的問題を含めやすそう。
    異能だし。

もっと色々考えられそうだけどここまで。あとは自分用のノートで深める。

内的・社会的、その他の問題

内的問題はまあいろいろ。可能性が終わっていくこととか才能とかについて。才能とか可能性とかはおれ自身好きだし、わりとメジャーなテーマだとは思う。それと怒り。これはシンプルにはいかないことを書く。素直にできたら楽になれると自分でも思うのに、シンプルにはなれない、許せないことがある、ってことを書きたい。

社会的問題、これはいろいろあるからいろいろ考えられる。こういうサイト(世界/日本における社会問題・社会課題まとめ12カテゴリ一覧)見たり、新書レベルでいいから調べとく。

最後にその他の問題。雰囲気はゆるいのが好き(というか書きやすい)。あと感情にならない感情が好き。

しかしここまで書いて、そうはいってもこう、置きにいったようなお話を書いてもしょうがない、そんなのは意味がないとも思えてきた。書いた後にしぼりかすになれるような小説を書けるのが一番いいんだが。

眠くなって後半駆け足だったけど、こんな感じのこと考えてます、というやつでした。

以上。